はかりメーカーとして100年以上の歴史がある株式会社イシダ。さまざまな業界にソリューションを提供しており、計量システムの導入事例が多くあるなど、業界でも大手の企業です。
計量システムを社内に導入する場合は、計量器が必須となります。業界や業種によって必要なはかりの性能は異なるため、製品情報を事前に把握しておくことが重要です。
この記事では、株式会社イシダの会社概要や製品情報について解説していきます。計量器の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、以下では、組み合わせはかりの3大メーカー徹底比較したメディアを紹介しているので参考にしてください。
イシダはどんな会社?

項目 | 詳細 |
会社名 | 株式会社イシダ |
所在地 | 本社:京都市左京区聖護院山王町44 |
創業年月 | 1893年5月 |
公式サイト | https://www.ishida.co.jp/ww/jp/ |
株式会社イシダは、国内外に拠点を展開しているはかりメーカーです。コンスケの通称で知られている、コンピュータースケールは多様な業界で導入されています。
近年では計量分野にとどまらず、以下のような多岐にわたる分野に事業を拡大し、信頼性と満足度の高いサービスを提供する企業として成長を続けています。
- 包装
- 検査
- 表示
- 情報管理
- 搬送
- 衛生管理
現在、事業展開は世界100か国以上に及び、世界各国で広く導入されています。
イシダの製品は、産地や食品工場、物流、小売など、食に関わるあらゆる現場で幅広く活用されているのが特徴です。「食のインフラ」として高く評価されており、食の分野で培った技術力を活かし、物流や工業といった他の業界にも応用し、さらなる価値を提供しています。
コンピュータースケール(コンスケ)
イシダではコンピュータースケール(コンスケ)の名称で知られている、以下製品を取り扱っています。
上記のはかり製品について見ていきましょう。
ハイクラス組み合わせ計量器 CCW-AS

ハイクラス組み合わせ計量器「CCW-AS」は、新型フィーダを採用し、最適な供給を可能にした「Advantage Series」の最新モデルです。
組み合わせ計量で重要な役割を果たす放射フィーダの新開発モデル「XRF-7」は、大容量商品や粘着性のある商品でも、従来以上の搬送力を実現しました。
フィーダの応答性を向上させることで、各計量ホッパに安定して適量を供給し、組み合わせ計量に参加可能なホッパ数を増やすことで高い稼働率を達成しています。
イシダのソリューション・強み
イシダのソリューション・強みは以下の4つです。
以上の4つについて詳しく解説しているので、詳しく見ていきましょう。
高精度な計量技術
イシダが独自に開発した高精度ロードセル技術は、計量分野における革新的なソリューションとして高い評価を得ています。この技術の核心は、微細な重量差も正確に検出できる優れた精度にあります。
特に、厳格な品質管理が要求される食品業界において、その性能は大きな価値を発揮しています。計量の安定性と再現性の高さは、製造プロセスの信頼性向上に直接的に貢献し、製品品質の一貫性を保証する重要な要素となっています。
高速処理による生産効率の向上
最新のコンピュータースケールシステムは、先進的なAIとデジタル技術を統合することで、卓越した処理能力を実現しています。このシステムの特徴は、複雑な組み合わせ計量を瞬時に実行できる高速演算能力にあります。
これにより、生産ラインの速度を最適に保ちながら、製品の歩留まりを大幅に改善することが可能となっています。さらに、高精度な制御により、原材料のロスを最小限に抑え、生産効率の最大化を実現しています。
この技術革新は、現代の製造業における生産性向上の重要な鍵となっています。
多様な業界への対応力
イシダの計量システムは、業界を問わず幅広いニーズに対応できる高い汎用性を特徴としています。食品産業における原材料の計量など、あらゆる用途に適応可能な設計となっています。
特に、固形物から液体、粉末材料、個包装品に至るまで、多様な形状や性質を持つ製品に対応できる豊富なラインナップを提供しています。この柔軟性の高さが、多くの企業から支持される理由の一つでしょう。
使いやすいインターフェース
最新のタッチパネル技術を採用したユーザーインターフェースは、直感的な操作性を追求した設計となっています。
複雑な設定や調整作業も、画面上の分かりやすい案内に従うことで、専門知識がなくても実行することができます。また、操作ミスを防ぐための様々な安全機能も組み込まれており、作業者の負担を大幅に軽減しています。
さらに、多言語対応や視認性の高いディスプレイにより、グローバルな製造現場でも快適に使用することができます。
はかりの選び方
自社に最適なはかりを選ぶには、以下の選び方を基準に性能をチェックすることが重要です。
それぞれの選び方について解説していきます。
計量精度で選ぶ
組み合わせはかりを選ぶ際、重要なポイントの1つは計量精度です。精度が高いほど、製品のばらつきを抑え、歩留まりを向上させることができます。また、計量精度の高い組み合わせはかりを使用すれば、目標重量に対し過剰な投入を防ぎ、コスト削減につながります。
また、計量精度はセンサーの性能や制御技術によって左右されます。高感度センサーや高度な演算技術を搭載した組み合わせはかりは、より正確な計量を実現します。さらに、使用環境や計量物の特性に応じた最適なフィーダーやホッパーの選定も精度向上のポイントです。
精度の高い組み合わせはかりを選ぶことで、無駄を減らし、生産効率の向上に貢献できます。
用途と機能で選ぶ
食品、工業製品など、計量する製品の種類によって適したはかりは異なります。例えば、細かい粒状の食品には微量計量が得意なモデル、大容量の包装には高速処理が可能なモデルが適しています。
さらに、防水・防塵機能や洗浄性に優れた機種は衛生管理が求められる食品分野で活躍します。
多彩な機能を備え、用途に応じた製品選択が可能な会社を選択することが重要です。タッチパネル操作や遠隔管理機能など、作業効率を向上させる機能も考慮すると、より最適な機種を選べます。
用途に合った機能を見極めることで、計量精度と生産性を最大限に引き出せます。
操作性とメンテナンス性で選ぶ
直感的に操作できるタッチパネルや、アイコン表示を採用したモデルは、誰でも簡単に扱うことができ、作業の効率化につながります。また、スマートフォンやタブレットとの連携機能があれば、遠隔操作やデータ管理がスムーズに行えます。
一方で、日々のメンテナンスがしやすいかどうかも重要です。例えば、工具なしでホッパーやフィーダーを脱着できる設計の組み合わせはかりは、清掃や部品交換の手間を大幅に削減できます。さらに、防水・防塵機能があるモデルは、衛生管理が必要な食品業界などで特に有効です。
操作性とメンテナンス性の高いはかりを選ぶことで、長期的なコスト削減と生産性向上が実現できます。
はかりメーカーなら大和製衡株式会社もおすすめ

項目 | 詳細 |
会社名 | 大和製衡株式会社 |
所在地 | 兵庫県明石市茶園場町5-22 |
創業年月 | 大正9年2月(西暦1920年) |
公式サイト | https://www.yamato-scale.co.jp/ |
大和製衡株式会社は、グローバル企業として活躍する大手はかりメーカーです。世界のあらゆる計量ニーズに応え、さまざまな業界で大和製衡の計量器が導入されています。
「定量計量技術 世界No.1」を目標に掲げており、川西機械製作所時代の航空機開発で培った独自の三つの基幹技術で、高精度な計量システムを実現。
高速かつ高精度、さらに大容量計量にも対応できる組み合わせはかりを開発・製造しています。
100年以上の長い歴史があり、実績から見ても信頼できるメーカーと言えるでしょう。はかりメーカーを選ぶ際は、ぜひ大和製衡も検討してみてください。
まとめ
株式会社イシダは、計量器の製造や販売にとどまらず、幅広い分野で活躍している会社です。はかり製品のラインナップも豊富で、目的に最適な計量器を見つけられるでしょう。
はかりメーカーを選ぶ際は、どんな製品があるか、どこまでサポートしてくれるかを確認することが重要です。また、自社に最適なはかりを選ぶことも大切になります。導入の際は本サイトを参考に、各メーカーを検討してみてください。