引用元:フォトAC
FOOMAJAPAN2026では、組み合わせはかり(コンビネーションスケール)をはじめとした計量機器が多数出展され、各メーカーの最新技術を一度に比較できる貴重な機会となります。
しかし、同じ「組み合わせはかり」でも、精度・処理能力・洗浄性・自動化対応などに違いがあり、事前にポイントを整理しておかないと判断が難しくなります。
本記事では、主要メーカー3社の出展内容と見どころを整理しながら、展示会で失敗しない比較の進め方を分かりやすく解説します。
FOOMAJAPAN2026とは?(まず全体像を理解)

FOOMAJAPAN2026は、食品製造業向けとして国内最大級の展示会です。食品加工から包装、検査、物流まで、製造に関わるあらゆる技術や設備が一堂に集まります。
以下のポイントを押さえることで、全体像を理解しやすくなります。
- 食品製造業最大級の展示会
食品メーカーや機械メーカー、エンジニアなど多くの関係者が集まり、最新技術を直接確認できる - 出展規模・対象業界
原料処理・加工・充填・包装・検査・物流まで幅広くカバー
惣菜・飲料・菓子・冷凍食品など多様な食品業界に対応 - 自動定量計量機・自動化設備の最新動向
AIやセンサーを活用した高精度計量技術
ロボットによる省人化・自動化ライン
生産効率を高める統合システムの進化
このようにFOOMA JAPANは、食品製造の最新トレンドを把握し、設備導入やライン改善のヒントを得られる重要な展示会です。
FOOMAJAPAN2026開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年6月2日(火)~6月5日(金)(4日間) |
| 時間 | 午前10時~午後5時 |
| 会場 | 東京ビッグサイト 西展示棟1~4ホール/東展示棟1~3・7・8ホール |
FOOMAで組み合わせはかりを見るべき理由

FOOMA JAPANでは、多くのメーカーが組み合わせはかり(コンビネーションスケール)を出展しており、実機を比較できる貴重な機会です。カタログや仕様書だけでは分からない違いを、実際に見て確認できる点が大きなメリットです。
以下のポイントを意識して見ることで、導入判断の精度が高まります。
カタログでは分からない違いを比較できる

カタログや仕様書では、精度や処理能力といった数値は確認できますが、「実際の動き」や「使いやすさ」は分かりません。
- 投入時のばらつきに対する追従性
- 排出タイミングの安定性
- 振動や音の大きさ、周囲への影響
- 操作画面や設定変更のしやすさ
これらは現場での運用に直結する重要な要素です。
例えば、同じ処理能力をうたっていても、実際には詰まりやすい機種や、製品の流れが不安定な機種も存在します。展示会では、こうした「スペックでは見えない差」を体感的に比較できる点が大きな価値です。
実機で精度・速度・洗浄性を具体的に確認できる
組み合わせはかりの導入では、「精度」「処理能力」「衛生性」の3点が重要な評価軸になります。
- 計量精度のばらつき(平均値だけでなく分布)
- 高速運転時の安定性と再現性
- 製品ごとの適応力(軽量物・粘着物・不定形など)
さらに、食品工場では洗浄性も重要な判断ポイントです。
- 分解・組立にかかる時間
- 部品点数や工具の必要有無
- 水洗い対応や乾燥のしやすさ
展示会では実際に分解手順を確認できる場合もあり、「現場で誰でも対応できるか」という視点で評価できます。
カタログでは「洗浄しやすい」と書かれていても、実際には手間がかかるケースもあるため、実機確認の価値は非常に高いといえます。
自動化・省人化のヒントが得られる
FOOMAの大きな特徴は、単体機ではなく「ライン全体の提案」を見られる点です。
- 計量機と包装機の連携方法
- 自動供給・自動排出の仕組み
- ロボットや搬送装置との組み合わせ
各メーカーが提案するライン構成を見ることで、自社の課題解決につながるヒントが得られます。
例えば、
- 人手で行っていた投入作業の自動化
- 計量後の搬送・包装工程の省人化
- 複数ラインの統合による効率化
など、単体設備ではなく「全体最適」の視点で検討できる点が大きなメリットです。
導入後の運用イメージを具体化できる

展示会で実機を見ることで、「実際に導入した場合の運用イメージ」を具体的に描けるようになります。
- 作業者の動きや作業負担
- トラブル発生時の対応方法
- 日常メンテナンスの手間
これらを事前にイメージできることで、導入後のギャップを減らすことができます。
特に、現場担当者が一緒に見学することで、「使いやすいかどうか」の評価をリアルに確認できる点も重要です。
メーカー担当者から直接情報を得られる
展示会では、メーカーの技術者や営業担当者と直接話せる点も大きなメリットです。
- 自社条件に合わせた適用可否の確認
- カスタマイズ対応の範囲
- 導入時の注意点やトラブル事例
資料だけでは分からない具体的な情報をその場で得られるため、判断の精度が大きく向上します。
また、複数メーカーに同じ質問をすることで、回答の違いから各社の強みや弱みを比較することも可能です。
FOOMAJAPAN2026 出展メーカー3社比較
FOOMAJAPAN2026では、組み合わせはかりをはじめとした計量機器メーカーが多数出展しており、それぞれ特徴や強みが異なります。同じ「計量機」であっても、精度重視・スピード重視・清掃性重視など、設計思想や得意分野には違いがあります。
そのため、自社の製品やライン条件に合ったメーカーを選ぶには、各社の特徴を比較して理解することが重要です。こちらでは、FOOMAJAPAN2026で注目される計量機メーカー3社を比較し、それぞれの違いを分かりやすく整理します。
主要3社の比較一覧表
| メーカー | 特徴 | 強み | 向いている企業 |
| 大和製衡 | 多様なモデル展開 | 柔軟対応・幅広いライン | 中〜大規模・多品種 |
| イシダ | 高精度・実績多数 | 安定性・ブランド力 | 大量生産ライン |
| アンリツ | 検査機連携 | 品質管理・検査 | 品質重視工場 |
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大和製衡株式会社の出展内容と見どころ

大和製衡株式会社は、産業用から汎用製品まで幅広く手がけるはかりの総合メーカーです。計量機単体だけでなく、前後工程を含めたライン提案に強みがあり、実際の生産現場をイメージしやすい展示が特徴です。
展示予定機器
今回の展示では、計量から包装までをカバーする多様な機器が出展予定です。
- 全自動式組合せはかり
- フレキシブルケースパッカー
- 新型ケースパッカー
- 自動排出機構付き卓上データウェイ™(粘着物対応)
- 自動定量計量装置
- 新型ベルトスケール
単体機だけでなく、ラインとしての連携を意識した構成になっている点がポイントです。
見るべきポイント
大和製衡株式会社ブースでは、実際の製造ラインを再現した展示が行われます。
- 計量・トッピング・検査・包装までの一連の流れ
- 実機稼働による動作確認
- ライン全体の自動化・省人化提案
特に注目したいのが、現場の制約に対応した機種です。

- 低床タイプの組合せはかり(低床型データウェイ)
コンパクト設計で高さ制限のある工場にも対応しやすい

- 粘着物対応モデル(自動排出機構付卓上データウェイ)
逆回転機能や専用スクレーパーにより付着を抑制し、排出ロスを低減
強み
大和製衡の強みは、柔軟な対応力とライン構築力にあります。
- 多品種・多用途に対応できる豊富なラインナップ
- 少量ミックスや定量詰めなど用途に応じた機種選定
- 最大100品種に対応可能な柔軟設計
さらに、
- オートチェッカ
- 金属検出機
- 自動箱詰め機
などを組み合わせたライン構築にも対応しており、単体機ではなく「全体最適」の提案が可能です。
実演スケジュール
会期中は随時ラインを稼働させ、実際の生産現場を想定した展示が行われます。
- 食品製造ラインの実演展示(毎日実施)
- 各単体機器のデモンストレーション
実際の動きを確認しながら比較できるため、導入後のイメージを具体的に持ちやすい点が大きな魅力です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 社名 | 大和製衡株式会社 |
| 住所 | 〒673-8688(〒673-0849) 兵庫県明石市茶園場町5-22 |
| 電話番号 | 078-918-5526 |
| 公式HP | https://www.yamato-scale.co.jp/ |
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株式会社イシダの出展内容と見どころ

株式会社イシダは、世界で初めて組み合わせ計量機を開発した計量機メーカーとして知られています。現在では、計量だけでなく包装・検査・箱詰めまで含めた食品製造ライン全体の自動化ソリューションを提供しており、食品工場の省人化や効率化を支える存在となっています。
FOOMAJAPAN2026では、計量から検査・包装までを一貫して提案する展示が予定されており、大規模ラインを検討している企業にとって注目度の高いブースです。
展示予定機器
今回の展示では、食品製造ライン全体をカバーする多様な設備が出展予定です。
- 組み合わせ計量機
- 縦ピロー包装機
- シールチェッカー
- ウェイトチェッカー
- X線検査装置
- オートケーサー
- IoTシステム
計量単体ではなく、前後工程との連携を含めたライン提案が見られる点が特徴です。
見るべきポイント
株式会社イシダブースでは、計量精度だけでなく検査技術やライン全体の効率化提案にも注目が集まります。
高性能X線検査装置
新型センサとエネルギー分析機能を活用し、従来より高精度な異物検査を実現しています。
- 硬骨・貝殻・ガラスなど軟質異物の検出感度向上
- 金属線など微小異物への高感度対応
- AI搭載による検査精度のさらなる向上(オプション)
近年重要性が高まる食品安全対策の観点からも、注目したい設備です。
リニアシャトル計量機(参考出展)
従来とは異なる新しい発想の組み合わせ計量機として参考出展されます。
- 空調コスト削減を考慮した構造
- 清掃性向上によるメンテナンス負荷低減
- 見えにくい運用コスト削減への提案
単なる計量性能だけでなく、「工場全体の運用コスト」に踏み込んだ設計思想が特徴です。
強み
株式会社イシダは、長年培ってきた計量技術と豊富な導入実績を強みとしています。
高精度計量と豊富な実績
世界初の組み合わせ計量方式を採用した「組み合わせ計量機(コンピュータスケール)」により、高速かつ高精度な計量を実現しています。
- 最高0.5〜1.0gの高精度計量
- 最大210回/分の高速稼働
- 国内外の大手食品メーカーへの導入実績多数
大量生産ラインでも安定した計量性能を発揮できる点が強みです。
ブランド信頼性
長年にわたり“はかりメーカー”として実績を積み重ねてきたことで、高いブランド力と信頼性を持っています。
- 長い歴史を持つ計量機メーカー
- 国内外での高い知名度
- 食品工場での採用実績が豊富
設備選定時の安心感につながる点も大きな特徴です。
大規模ラインへの対応力
イシダは、単体機だけでなく大規模工場全体のライン設計にも強みがあります。
- 包装・検査・箱詰めまで含めた一貫提案
- 大量生産ラインの構築実績
- 工場全体の自動化・省人化対応
特に、生産能力の高いラインや多工程を統合したい企業にとって、有力な選択肢となります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社イシダ |
| 住所 | 〒606-8392 京都市左京区聖護院山王町44 |
| 電話番号 | 075-771-4141 |
| 公式HP | https://www.ishida.co.jp/ww/jp/ |
アンリツ株式会社の出展内容と見どころ

アンリツ株式会社は、計測機器や通信機器の開発で培った高いセンシング技術を活かし、食品・医薬品向けの検査機器や品質管理システムを展開しているメーカーです。異物検査や重量選別を中心とした品質保証分野に強みを持ち、食品工場の安全性向上や自動化を支えています。
FOOMAJAPAN2026では、検査・品質保証に特化した最新機器が出展予定となっており、食品安全対策や品質管理強化を検討している企業にとって注目度の高いブースです。
展示予定機器
今回の展示では、検査・品質管理関連の主要設備が出展されます。
- X線検査機
- 金属検出機
- 重量選別機
- 自動電子計量機
- 総合品質管理制御システム
単体機だけでなく、検査工程全体を統合管理するシステム提案が見られる点も特徴です。
見るべきポイント
アンリツブースでは、異物検査精度の向上や高速選別技術に注目が集まります。
X線検査機 XR76シリーズ
新開発のX線センサと独自の画像処理アルゴリズムを搭載し、従来より高精度な異物検査を実現しています。
- 微細な金属異物を高感度で検出
- 密度の低い異物にも対応
- 誤検出率を低減し再検査の手間を削減
- フードロス低減にも貢献
さらに、用途に応じて感度設定を自動調整できる機能も搭載しています。
- 感度重視
- 安定稼働重視
など、目的に応じた設定変更が可能です。操作画面やユーザーインターフェースも刷新されており、現場で扱いやすい設計になっています。
重量選別機 AW9シリーズ 超高速タイプ
アンリツ独自のダイナミック計量技術を活用し、高速・高精度計量を実現しています。
- 軽量品の超高速計量に対応
- 高速ラインでも安定した測定
- 専用高速エアジェットによる確実な選別
高速処理が求められる食品ラインでも、高精度な重量選別を行える点が特徴です。
強み

アンリツは、検査機器単体ではなく、品質保証全体を支えるソリューション提案に強みがあります。
検査機との連携による品質管理
X線検査機や金属検出機、重量選別機を組み合わせることで、多角的な品質管理が可能です。
- 異物検査
- 質量検査
- 不良品排除
これらを連携させることで、食品安全性の向上と検査工程の効率化を実現しています。
HACCP対応ソリューション
食品安全基準への対応力も大きな特徴です。
- HACCP対応食品用中心温度センサ
- 金属異物検査を支援するスマートガイド
- FSSC22000対応ソリューション
食品工場や医薬品工場など、高度な品質管理が求められる現場への導入実績も豊富です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 社名 | アンリツ株式会社 |
| 住所 | 〒243-8555 神奈川県厚木市恩名5-1-1 |
| 電話番号 | 046-223-1111 |
| 公式HP | https://www.anritsu.com/ja-jp/ |
展示会で絶対に確認すべき5つのポイント

展示会では多くの機器が並びますが、限られた時間で効率よく比較するためには「見るべきポイント」を事前に整理しておくことが重要です。特に組み合わせはかりは、仕様だけでなく実機での動きや使い勝手が大きく影響します。
こちらでは、FOOMA JAPANで必ず確認しておきたい5つのポイントを解説します。
計量精度
計量精度は最も基本となる性能ですが、単に「±〇g」といった数値だけで判断するのは危険です。
- 実際のばらつき(平均値と分布)を確認
- 対象製品ごとの精度の違い
- 軽量物・不定形物・粘着物への対応力
例えば、同じ精度表記でも、製品形状や投入状態によって実際の結果は大きく変わります。展示会ではデモ条件だけでなく、「自社製品に近い条件でどうなるか」を具体的に質問することが重要です。
処理能力

処理能力は、生産ライン全体の効率や収益性に直結します。
- 1分あたりの処理数(スループット)
- 高速運転時の安定性
- 精度とのバランス
高速化すれば処理能力は上がりますが、その分精度が落ちるケースもあります。そのため、「最大能力」だけでなく、「安定して運転できる実用範囲」を確認することが重要です。
また、停止や詰まりが発生しやすい条件についても事前に把握しておくと、導入後のトラブルを防ぎやすくなります。
洗浄性・衛生設計

食品製造では、洗浄性や衛生設計は非常に重要な評価ポイントです。
- 分解・組立にかかる時間と手順
- 部品点数や工具の必要有無
- 水洗い対応(防水性能・排水構造)
例えば、分解に時間がかかる設備は、日常の清掃作業が負担となり、結果として稼働率の低下につながります。展示会では実際に分解手順を見せてもらい、「誰でも短時間で作業できるか」を確認することが重要です。
設置スペース
導入時に見落とされがちですが、非常に重要なポイントです。
- 本体サイズと高さ(搬入経路含む)
- 周辺設備との干渉や配置
- メンテナンス・清掃スペースの確保
展示会ではコンパクトに見えても、実際のラインでは周辺設備との関係で設置が難しいケースもあります。また、メンテナンススペースを考慮しないと、後から作業性が悪化する原因になります。
図面だけでなく、「実際の設置イメージ」を具体的に確認することが重要です。
既存ラインとの接続
新規設備単体の性能だけでなく、既存ラインとの相性も重要な判断基準です。
- 前後工程との物理的な接続方法
- 制御システム(PLCなど)との連携
- カスタマイズ対応の柔軟性
例えば、計量機単体で高性能でも、前後設備との連携が不十分だと、ライン全体としては効率が上がらないケースもあります。
また、既存設備との通信仕様や制御方法が異なる場合、追加コストや調整工数が発生する可能性もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
展示会チェックリスト
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 処理能力(kg/min) | 必要な処理量を満たしているか、安定稼働できる範囲か |
| 計量対象(粉体・固体・粘着物) | 自社製品に適しているか、形状や性質による影響がないか |
| 設置スペース(高さ・幅) | 既存ラインに収まるか、搬入・メンテナンススペースも確保できるか |
| 洗浄頻度 | 分解・洗浄の手間や時間、現場負担が適切か |
| 人員削減目的の有無 | 省人化がどの程度実現できるか、他設備との連携も含めて確認 |
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展示会に行く前に準備すべきこと

展示会を有効活用するためには、事前準備が非常に重要です。目的を明確にせずに参加すると、情報が多すぎて判断材料が整理できず、結果として比較検討が難しくなります。事前に自社の条件や確認ポイントを整理しておくことで、限られた時間でも効率よく情報収集ができます。
現場条件の整理
まず最も重要なのが、自社の現場条件を明確にすることです。ここが曖昧なままだと、どの設備が適しているか判断できず、比較自体が意味を持たなくなります。
- 処理能力(kg/min、個数/分)
- 計量対象(粉体・固体・粘着物・不定形など)
- 製品サイズやばらつき
- 設置スペース(高さ・幅・奥行・搬入経路)
- 既存ライン構成(前後設備との接続条件)
さらに、現場で抱えている課題も具体的に整理しておくことが重要です。
- 精度のばらつきが大きい
- 人手がかかっている
- 洗浄に時間がかかる
- 処理能力が不足している
これらを明確にしておくことで、「何を改善したいのか」がはっきりし、メーカーからの提案内容も具体的になります。
比較したいポイントの明確化
展示会では複数メーカーを短時間で比較する必要があるため、評価基準をあらかじめ決めておくことが重要です。
- 計量精度(平均値・ばらつき)
- 処理能力(最大値ではなく安定稼働範囲)
- 洗浄性(分解時間・部品点数)
- 操作性(現場で扱いやすいか)
- 自動化・省人化への対応
また、優先順位を決めておくことも重要です。
- 精度重視なのか
- スピード重視なのか
- コストや省人化を優先するのか
すべてを満たす設備は少ないため、「何を重視するか」を明確にしておくことで、判断がぶれにくくなります。
見積前提条件の整理
展示会ではその場で見積相談をするケースも多いため、前提条件を事前に揃えておくことが重要です。条件が曖昧だと、各社で見積内容がバラバラになり、正確な比較ができません。
- 導入範囲(単体導入かライン一体か)
- 必要なオプション(洗浄仕様・防水仕様など)
- 制御連携(既存PLCとの接続可否)
- 設置工事・調整範囲
- 納期や導入スケジュール
さらに、
- 将来的な増設の可能性
- 製品切替の頻度
- 保守・メンテナンス体制
といった運用面も考慮しておくと、より現実的な見積比較が可能になります。
展示会に行くときの注意

展示会は多くの最新設備や情報に触れられる貴重な機会ですが、事前準備や見学の仕方によって成果が大きく変わります。目的や比較基準を持たずに参加すると、情報だけが増えて判断できなくなるケースも少なくありません。
効率よく情報を収集し、実際の設備選定につなげるためには、ポイントを押さえて見学することが重要です。こちらでは、展示会に行く際に意識しておきたい注意点を解説します。
展示会は「見るだけ」で終わらせない

展示会では多くの設備や技術を見ることができますが、ただ見学するだけでは十分な成果は得られません。重要なのは、「自社に導入した場合にどうなるか」という視点で確認することです。
- 気になる設備は必ず自社条件に当てはめて考える
- 担当者に具体的な運用や導入事例を確認する
- 不明点はその場で解消し、後回しにしない
特に、実機を見ながら質問できるのが展示会の最大のメリットです。受け身ではなく、目的を持って能動的に情報を取りにいくことが重要です。
比較基準を持たないと判断できない
展示会では複数メーカーの製品を短時間で比較する必要があります。その際、基準がないと「なんとなく良さそう」で判断してしまい、最適な選定ができなくなります。
- 精度・処理能力・洗浄性などの評価軸を事前に決める
- 各社を同じ条件で比較する
- 優先順位を明確にする(精度重視・コスト重視など)
また、スペックだけでなく、
- 操作性
- メンテナンス性
- 現場での扱いやすさ
といった実務視点での比較も重要です。
基準を持って比較することで、展示会後に情報を整理しやすくなり、最終的な意思決定の精度も高まります。
展示会に行けない場合はどうする?

展示会に参加できない場合でも、設備選定を進める方法は複数あります。近年はオンライン対応や資料の充実により、現地に行かなくても比較検討がしやすくなっています。重要なのは、情報の集め方と比較の仕方を工夫することです。
資料請求で比較する
まず基本となるのが、各メーカーのカタログや技術資料を取り寄せて比較する方法です。
- 製品仕様(精度・処理能力・サイズ)の確認
- 対応できる製品条件(粉体・固体・粘着物など)
- オプション仕様やカスタマイズ範囲
- 導入実績や対応業界
資料を比較する際は、同じ条件で見比べることが重要です。例えば、
- 処理能力は最大値か実用値か
- 精度はどの条件での数値か
といった前提が異なる場合、単純比較ができないこともあります。
また、気になる点はそのままにせず、次のステップ(問い合わせや打ち合わせ)につなげることが重要です。
オンライン相談を活用する

現在は多くのメーカーがオンラインでの商談やデモ対応を行っており、現地に行かなくても詳細な情報を得ることができます。
- 実機動画やリモートデモによる動作確認
- 自社条件を伝えたうえでの具体的な提案
- 導入時の課題やリスクの事前確認
オンライン相談の大きなメリットは、「自社条件に合わせた説明が受けられる点」です。展示会では一般的な説明になりがちですが、オンラインでは個別最適な提案が得られます。
より有効に活用するためには、
- 現場条件(処理量・製品特性)
- 確認したいポイント(精度・洗浄性など)
を事前に整理しておくことが重要です。
導入事例から判断する
導入事例は、実際の運用結果を知るうえで非常に有効な情報です。カタログでは分からない「現場でのリアルな評価」を把握できます。
- 同業種・同製品での導入実績
- 導入前の課題と改善内容
- 導入後の効果(精度向上・省人化・歩留まり改善)
特に重要なのは、「自社と似た条件の事例」を確認することです。
- 製品の性質(粘着性・不定形など)
- 処理能力やライン構成
- 作業人数や運用方法
これらが近い事例ほど、導入後のイメージが具体的になります。
また、可能であれば実際のユーザーの声や評価も確認すると、より現実的な判断ができます。
実機確認が難しい場合でも、比較・検討は可能です
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まとめ

今回はFOOMAJAPAN2026での組み合わせはかりの比較ポイントについて解説しました。
展示会では実機を確認できるメリットがありますが、事前準備の有無によって得られる成果は大きく変わります。
- 精度・処理能力・洗浄性などの比較基準を明確にする
- 自社の現場条件を整理してから見学する
- カタログでは分からない動作や使い勝手を確認する
組み合わせはかりの比較は事前準備で差がつくため、効率よく情報収集を行うことが重要です。設備選定で失敗したくない方は本記事を参考にしてください。
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